kimono

かおりちゃんへ かつらさんからのメッセージまとめました。

1.かおりちゃんが将来お祝い事などにお召しになることをお勧めされた訪問着

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33加賀友禅
付下げ
(格上の場で着用
結婚式などもOK 最上級)
〇 長く保管するならば、一度生洗をおすすめします。
24小紋
ぼかし染めで大変美しい
訪問着としてOK
24よりは格下
(帯によっては、それなりの場で対応可能)
〇 長く保管するならば、一度生洗をおすすめします。
34小紋 訪問着としてOK
24よりは格下
(帯によっては、それなりの場で対応可能)
〇 長く保管するならば、一度生洗をおすすめします。
35上の3つの着物にどれもOK
金糸の入ったもの。フォーマル
8

西陣織帯
上の3つの着物にどれもOK
金糸の入ったもの。フォーマル 留袖でも大丈夫

2.状態がよいもの(何もせずそのままヤフオク等で販売可能と思われるもの)

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9結城紬 真綿
重要無形文化財指定

非常に高級なもの。今ではなかなか手に入らない。
昔のものなので、幅が狭いため、それを承知で購入してくれるひとがいれば。。
未使用反物
証紙アリ
22単衣 紬
新潟小千谷の柿渋染め
夏物

草木染は大変高価で上質
仕立てているが、未使用。
身丈は余裕をもって仕立ててあるので、ある程度の身長でもOK
※残り布アリ
27塩澤紬 新潟

非常にお洒落。
大人向け。カッコいい
仕立てているが、未使用。
身丈は余裕をもって仕立ててあるので、ある程度の身長でもOK
28単衣 紬
夏物だけど透けない
カッコいい
仕立てているが、未使用。
身丈は余裕をもって仕立ててあるので、ある程度の身長でもOK
4ちりめん袋帯
長く、フォーマル度もアリ

3.難あり(シミ・汚れ・カビが多い)

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1紬帯
夏以外
×
カビ
シミ
12×
6名古屋帯 塩瀬
染織
大変よいもの
×
カビ
11
紅絹(もみ※赤い裏地)
粋でモダン
とてもおもしろい
××
汚れ、シミ、カビ
洗張が必要
31大島
軽く薄く、非常に上質
この質の高さのものは、今では入手困難。(50~70万の価値)
全面にカビがひどい
洗張が必要
17紬 袷
秋冬
×
変色・カビ

4.難ありとまではいかないが、多少手入れが必要で身内や親しいひとが着継ぐことをお勧めしたいというもの

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16紬 袷
冬物 普段着
△要生洗
18塩澤御召縮緬△要生洗
19紬 単衣
春 
カワイイのでかおりちゃんが着継いだらどうか?

26紅花染
入手が難しい貴重な品
カワイイので、かおりちゃんにお勧めしたい
※単衣に仕立て直して、夏向けにするのもおすすめしたい。
23紬 袷 草木染

良品
かおりちゃんか、梓が着継ぐことをお勧めしたい。
△黄変がひどい
※要生洗

5.梓が譲り受けてはと勧められたもの

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30大島
上質なもの
地味なので梓向け
××
カビ、裾汚れがひどい
※早めの生洗を勧めたい
21×カビ
要生洗
7袋帯 織
フォーマル度低い 普段着
5袋帯 付下げ
フォーマル度低い
13絞り羽織り×
裄短い
要生洗
20紬コート
2名古屋帯
紅型

※これは私がぜひとも譲ってほしいと最初に思ったものです。
10×
カビ 汚れ
32


×
カビ

6.難ありの中でリメイクによいのではとおすすめされたもの(木綿・今の時代では着られない幅のものなど)

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29木綿
粋モダン
※メンズのシャツに仕立てたら素敵だと思う
〇 木綿なので自分で洗える
14半幅帯
古い寸法なので、今するとなると仕立て直す必要がある。
バッグなどに仕立てるのがおすすめ
×
カビ・シミ
3科布(植物の繊維で織ったもの)
(※バッグかなぁ…?と梓は思った。)
×
カビ・シミ
15大島
ほどいた反物

幅が狭いので、現在はそのままでは使えないが、足し布に使える
目次

かつらさんからのアドバイスまとめました。

いずれ着るときのために保管すると決めたものについて

生洗い

着物をほどかずに専門店でクリーニングすること 紬、大島など、品物によって値段が変わる。
白洋舎などに出すと、上質な織物の風合いを損ねてしまうことがあるので、絶対に出さないで。
かつらさんでは、京都の専門業者に出しているそうなので、やはり高額で10,000~15,000円はしてしまうのだそうです。ネットで探してみれば、もっと安いとこはあるよ、とのこと。。。
※参考までに10月1日~お手入れセール期間なんだそうです。15%OFFになるので、急いでいるもののお手入れはその期間を利用しては?とのことでした。

洗張

汚れがひどいものは、着物を全てほどいて洗うのだそうです。寸法直しがある場合は、こちらになりますね。梓が譲り受けるとすると、これをしなければならないみたい。

※参考までにかつらさんの料金

ひとに譲る場合

基本的には、カビ、汚れ、シミがあることを伝え、そのままでよいという方に引き取ってもらうのがよい。

買い取り業者について

かつらさんによりますと、今まで遺品整理に何度か立ち会ってきた経験から、できれば避けてほしいとおっしゃっていました。どんなに高価なもの(人間国宝のものもあったとか)であっても、箪笥ひと竿1万4000円が今までで一番高額買取だったそうです。

着物を着るうえで必要なもの一式

着物と帯以外に、長襦袢、帯揚げ、帯締め、着付け小物一式(腰ひも、帯板、帯枕、伊達締め)、足袋、草履、バッグ
が必要だそうです。
着物と長襦袢の合わせ方にはルールがあるようです。留袖・訪問着など正式な場は白で柄も大体決まっているそうです。帯紐は、訪問着の場合は金糸が入っているもの。(送ってくれた画像の中に二本ほど写っていますね。)おそらく全てのものについて、それぞれ合ったものをお持ちなのではないか?とおっしゃっていました。
上記の小物も全部見ることができればいいのだけど、、、とおっしゃっていました。

二日間に渡り、丁寧に全てのものを見てくれました。
総じての感想は、「とにかく趣味のよい、かなりお洒落なひと」だということでした。変なものはひとつもないそうです。昭和のころだからこそ手に入る良品も少なくなかったようです。
ただし、かなり全体にカビが回ってしまっていることと、かなり小柄なひとなので、現代人は裄(お袖)が足りない場合が多いだろうとのことでした。
かおりちゃんにかつらさんのご夫婦の人柄や誠実さなどが雰囲気だけでも伝わったらと思い、動画を取りました(笑)

良質なものなのに、適正な価格で買い取ってもらえないというのが非常にもどかしいですが、おふたりからは、お身内や親しいひとが着継ぐことが一番なのだということを再三伝えられて、感じるところが大いにありました。
以上です。

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